佐京園の緑茶が、氷水出しでもすぐ出る理由。
何煎も飲める理由。
氷水出しは、カフェインが抑えられるので、
お子様、妊娠中、授乳中、寝る前など、
カフェインのせいで、『眠れなくなる』
『トイレが近くなる』といった緑茶のデメリットを解決できます。
よく、水出しは一晩置くとか、1時間置くとか聞きます。
そんなめんどくさいことしている時間ないですよね(;´・ω・)
佐京園の緑茶は、1~3分で出ます。
なぜ佐京園の緑茶が冷水でもすぐ出るのか。
理由は、直売用に味重視で揉んでいるからです。
以前はうちも問屋に卸していました。
問屋に卸すときに高く売るためには、茶葉の見た目をよくする必要がありました。
緑茶は、まず見た目で買い取りの値段が決まるからです。(その後、味と香りです。)
見た目をよくするためには、硬く、黒光りしていて、つやがあるように揉みます。
でも、こういう風に揉むと、飲む時に、すぐには出にくくてちょっと渋いお茶になります。
でも、そうしないと問屋さんで高く買ってもらえないのでしょうがなくそう作っていました。
そして、問屋さんに卸すのをやめ、直売のみしようと決めたときに、この考えをやめ、美味しいだけのお茶を作ることにしました。
柔らかくて、ちょっとつや消しなように。
最初は見た目は気にしていましたが、マルシェなど直接お客様と話すときにこんなお話をすると
「お茶は美味しきゃいいのよ!!、見た目なんて気にしない!!!」
と言ってもらえて、自信がつきました(/ω\)
さらに、煎がきく(何回も飲める)ようになり、コスパもいいたくさん飲める緑茶になりました。
この理由も
『直売用に味重視で揉んでいるから』です。
なぜかというと、お茶の葉っぱは、
『葉の部分より、茎の部分の方があまいから』です。
緑茶の甘み成分『テアニン』は、葉っぱより、
茎の方がたくさんあります。
実際畑で葉っぱを摘んで食べてみると、
茎の方があまいです。
是非、畑に食べに来てください!!
以前は、問屋さんに卸すときに高く売るため、茶葉の見た目をよくするために、茎を取っていました。
その方が高く売れるからです(;´・ω・)
それもやめました。そしたら
あまみが増して、美味しいお茶ができました。
それと、一番茶しか使っていないからです。
お茶は年間3回以上取れるのですが、4月のを一番茶、その後を番茶、二番茶、秋番茶など、取る時期によって名前が変わります。
最大の違いは、味です。一番茶に比べて、二番茶以降はほんとに美味しくない”(-“”-)”
これを売る人は大変だなと思っております。
実は見た目は何とでもなります(二番茶を一番茶の見た目にすることはできます。)
味はできません!!!
佐京園の緑茶が安い理由。
これは2点あります。
1点目は、問屋、小売店を通してないので、中間手数料がないから。
2点目は、余分な作業をしていないからです。
①問屋、小売店を通してないので、中間手数料がないから。
これはわかりやすいです。
お茶は普通、佐京園のような生産者
→産地問屋→消費地問屋
→小売店→お客様という流通形態をとります。
佐京園では、
佐京園→お客様or
佐京園→小売店→お客様
しかありません。
その中間手数料がないので、単純に安くできます。
②余分な作業をしていないから。
これは、ほかの理由とも関連しますが
美味しいお茶を作るため以外の作業をしていないからです。
具体的には、
最低限の茎しか取らない、
最低限の粉しか取らない。
茎、粉は極端なことを言うと、取ればとるほど、問屋さんに高く売れて、美味しくなくなります。
(乱暴な言い方ですが。)
まったく取らないと、急須に詰まっちゃったり、どぼどぼのお茶になってしまうので取ります。
取ると、量が減ってしまうので、高くせざるを得ません。
そして、手間もかかるので、高くせざるを‥‥
昔あったCMで、「何も足さない、何も引かない」というのがありましたが、そんなイメージです(合ってる?)