皆さんは、緑茶を飲むのに抽出温度は気にしていますでしょうか?
寒い日はお湯出し、暑い日は水出し?
もちろんそれも間違いではありません。でも‥
実は、抽出温度によって、出てくる成分が違います(/ω\)
そして、もちろん成分が違うということは期待できる影響も違うということです。
この記事では、お茶に含まれるカテキンについて、抽出温度での成分の違いと、期待できる影響の違いをお話いたします。
まず、カテキンについて
お茶に含まれる成分の内カテキンというものがあります。
カテキンとは、ポリフェノールの一種で、お茶には4種類あります。
①エピガロカテキンガレート(EGCG)
②エピガロカテキン(EGC)
③エピカテキンガレート(ECG)
④エピカテキン(EC) です。
緑茶では、EGCGの含有量が一番多く、全カテキンの約半分を占めます。含有量の多い順だと、①EGCG>②EGC>③ECG>④ECとなります。
①EGCGは、炎症やアレルギーの抑制効果があることが分かっています。
②EGCは、マクロファージを活性化して、免疫力を高めることが分かってきました。
マクロファージとは、体内に入ってきた異物や細菌を取り込んで消化したり、更にその情報を記憶することで、次に入ってきたときに体がすぐに対応できるようになります。
まさにこの、『次に入ってきたときに体がすぐに対応できるようになる』ここが免疫力と大きくかかわることに。
③EGCと④ECについては、含有量が少ないためここでは割愛させていただきます(;´・ω・)
ここで表題。『免疫力アップには水出し緑茶!!』
この②EGCを効果的に取る方法こそが水出し緑茶なのです(^_-)-☆
(参考:農研機構HP)
こちらのグラフをご覧いただけると一目瞭然なんですが、温度が低く抽出したほうが、②EGCの含有量が多くなっています。
この、①EGCGと②EGCの含有量の差が重要で、同じくらいだとその効果が分かりづらく、②EGCが、①EGCGの2倍以上が望ましいとされています。
ということは‥
20℃以下の水で水出しすれば②EGCが効率よく摂れる
↓
②EGCが摂れるということはマクロファージを活性化して、免疫力を高めることが期待できる!!!(+o+)
ということです。簡単です ^^) _旦~~
と、ここまでは、緑茶の一般的なお話。
ここからは、佐京園の緑茶の宣伝です(/ω\)
佐京園の緑茶の特長の一つ、『水出し緑茶が2~3分でできます』これです。
ここまで、水出し緑茶のいいところばかりお話してきましたが、
水出し緑茶ってどうやるの?専用のお茶があるんじゃないの? という声をいただきます。
詳しくはこちら、佐京園のこだわり内の『おいしいお茶の淹れ方2 氷水出し編』
に書いてありますが、
急須にいつものように茶葉を入れ、そこに氷と水を入れ、2~3分待つ。
これだけです。もうちょっと出したいときは、急須を回すようにゆすってください。
普通は、一晩置いたり、短くても1~2時間置いてくださいってお茶が多いと思いますが、
佐京園の緑茶ならそんな手間は要りません!!
ティーバッグなら、10秒振ればできます。(このやり方も佐京園のこだわりに載っています。)
これからの季節、水出し緑茶がおいしい季節になってきます。
お友達に、「暑いから水出し緑茶がおいしいよね」って言われたら、こう言ってあげましょう。
『免疫力アップのために飲んでるのよ!!』と。
佐京園 13代目園主 佐京裕一郎
因みに、ビタミンCも水出しの方が効率よく摂ることができます。
ビタミンCは、発酵させると減少するので、ウーロン茶や紅茶の方が少なく
さらに、同じ緑茶でも、玉露や抹茶は茶畑に覆いをして育てる際にビタミンCが作られるのを抑制するので、煎茶が一番多いです。