12月お茶小話はテアニン。少し佐京園のお話も‥

お茶のお話。
お茶には、健康にいいとされる成分がたくさん入っています。
カフェイン、カテキン、テアニン、
ビタミン類、サポニン、フッ素、、ミネラル、
クロロフィル、γ-アミノ酪酸(通称:GABA)

今回は『テアニン!』
お茶の茶葉に含まれるアミノ酸の中で
量的に最も多いアミノ酸です。
テアニンはグルタミン酸誘導体であり、脳に対する保護作用、神経伝達物質への影響などが報告されています。
具体的には、
リラックス効果、冷え性を改善する効果、
睡眠を促す効果、集中力を高める効果、
月経前症候群、更年期障害を改善する効果
高血圧を予防する効果など‥
ここでいう効果とは、お茶の効果ではなく、あくまでもお茶の成分の一つである『テアニン』の研究成果です。

テアニンのお話。

テアニンとは、お茶に含まれるアミノ酸の一種で、
爽やかなうま味と甘味を引き出す役割を担っている成分です。
うま味成分として知られるグルタミン酸と似た化学構造をしており、
数ある植物の中でもお茶やツバキ、サザンカなど一部の植物にのみに存在する物質です。

テアニンは二番茶よりも一番茶、一番茶の中でも特に新芽に含まれる量が多くなるため、
新茶(一番茶)はうま味の多い味わいとなります。
カテキンが、ウーロン茶や紅茶など幅広い種類のお茶に含まれるのに対し、
テアニンは、緑茶、煎茶、抹茶など、緑色のお茶に多く含まれます。

テアニンを多く抽出するには、冷水、あるいは30~40度ほどのぬるいお湯を使って、
時間をかけて淹れるのがお勧めです。
お茶にある、『カフェイン』を気にする方も多いですが、この『テアニン』があるおかげで、
お茶を飲むことによるカフェインの効果をさほど気にすることはないかなと‥
体質にもよりますが。

佐京園のお話。
12月は冬の肥料を振ります。12月の肥料は寒い冬を越えるため。 
寒いと葉っぱも根っこも動かないので、
ゆっくり効いていく肥料。
有機系の肥料ですね。
そろそろ新茶に向けてうずうずしてくる季節。      
皆さんは、ゆっくりお茶であったまっていただきながら。     
来年の新茶を楽しみにしていてくれるはず‥
寒い畑も楽しくなります。